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「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書)

「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書)

藪下遊 and 高坂康雅

累計読者数10
平均ハイライト数 13.5件/人
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

子どもの「思い通りにならない場面」にどう向き合えばいいのか、正直いつも迷います。叱ると可哀想な気もするし、かと言って全部受け止めていると、どこかで無理が来る。頭ではわかっていても、実際の場面になると足がすくむような感覚、僕もよくあります。 この本は、その迷いを力づくで解消してくれるタイプではなくて、「子どもが現実と折り合いをつけていくって、こういうプロセスなんだよね」と静かに教えてくれる一冊でした。特に、ネガティブな情報に触れないまま育つと、自己イメージが過剰に良い方向に傾き、そのギャップに苦しむという話は、自分の身の回りの子どもたちを思い出してドキッとしました。叱るか叱らないかという二択ではなく、「外の世界から押し返される経験を、親子の関係の中でどう納めるか」という視点が腑に落ちます。 読んでいて、「不快な気持ちに寄り添うこと」と「行動として押し返すこと」がセットで必要なんだと、ようやく腹に落ちてきました。例えば、立候補できなかった子どもの悔しさを親が受け止めつつ、その結果の責任も一緒に見つめる場面は、きれいごとじゃない現実の支え方としてすごく具体的です。叱る・諫める・止めるといった関わりを、子どもを弱く見るのではなく「信じるからこそ必要なこと」として捉え直せたのは大きかったです。 「叱らない子育てが正解なのかモヤモヤしている人」には特に刺さると思います。子どもを強くするための厳しさではなく、社会に出ていく準備としての関わり方を、落ち着いた温度で考えたいときに読んでほしい本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校などの問題は絶えないのか。叱ることの意義を取り戻す。
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