
22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書)
成田 悠輔
SBクリエイティブ / 2022-07-05
累計読者数190
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推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 72/100
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この本について
政治のニュースを見るたびに、怒りよりも「なんでこうなるんだろう…」という虚しさのほうが先に来る時があります。誰が悪いという話でもなく、仕組みそのものが自分たちの感覚からズレている気がしてしまう。分断が進むのも、専門的な判断が嫌われるのも、もちろん説明はつくけれど、どこか腑に落ちないまま過ごしている人は多いと思います。 『22世紀の民主主義』は、そのモヤモヤに“視点の置き直し”をくれる本でした。たとえば「人間の政治家はそもそも責任を取れているのか?」と問われると、普段当たり前だと思い込んでいた前提がガラッと揺らぎます。また、政治家の判断が浅く見えるのは能力の問題ではなく、「水が高きから低きに流れる」ような構造的必然だと示されると、怒りよりも理解が先に立つ。さらに、SNSで過激な言葉が増える背景も、個々の性格の問題ではなく、極端な民主制が独裁へ近づくという古代からの流れが現代技術で増幅されているだけだと知ると、自分の感じていた異常感覚にも説明がつきます。 この本は、何かを信じろとは言いません。むしろ著者自身が「口だけの想像者」であることを笑うことで、読者にも安全に考える余白を残してくれます。自分の政治的センスに自信がないまま、それでも無視し続けるのも気持ち悪い…そんな人に静かに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
世の中の根本を疑え 断言する。若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは日本は何も変わらない。 これは冷笑ではない。もっと大事なことに目を向けようという呼びかけだ。何がもっと大事なのか? 選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体をどう作り変えるか考えることだ。ゲームのルールを変えること、つまり革命である――。 22世紀に向けて、読むと社会の見え方が変わる唯一無二の一冊。
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