
徘徊する肉塊: ウォーキングニート
ゆるふわ無職
累計読者数4
平均ハイライト数 3.8件/人
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 89%
この本について
最近、働く意味とか、肩書きにぶら下がっている感じとか、「この先どうするんだろうなあ」という漠然とした不安が、ふと夜に押し寄せることがあります。ちゃんと生きようとしているだけなのに、どこかで「決められた生き方」に従っている気がして、息苦しくなるときがあるんですよね。 『徘徊する肉塊: ウォーキングニート』は、その息苦しさを一気に解決するわけではありません。でも、あの感覚に正面から言葉を当ててくれる本です。存在に意味を求め続けて疲れてしまうとき、「意味がないからこそ続けられる」という視点がふっと肩の力を抜いてくれるし、老後や将来を必要以上に固めなきゃいけない、という思い込みをいったん脇に置けるのも大きいです。散歩という行為を「意味からの解放」として描くくだりなんかは、日常で実感しやすくて、読みながら妙にうなずいてしまいました。 また、ニート生活の描写を通して、「肩書きが剥がれたあとに残る自分」を直視する怖さが生々しく描かれているのも、この本の強さです。読んでいて明るい気分になる本ではありませんが、労働・世間体・実存の三つの苦悩が行ったり来たりする構造は、結局みんな同じところでつまずいているんだな、と安心にも似た感覚をくれます。 「生きる意味を考えすぎて疲れてきた人」には、かなり刺さるはずです。無理に元気づけてくるタイプの本じゃないので、自分のペースで静かに読みたいときにちょうどいい一冊でした。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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