
宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃 (角川ソフィア文庫)
加藤 文元
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star総合評価 44/100
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この本について
仕事で複雑な状況に向き合っていると、「ひとつの見方に縛られてる気がするけど、じゃあ他にどう考えればいいのか」がわからなくなることがあります。地図を広げたいのに、同じ視点からしか見れない感じです。そんな時に、この本が少しだけ視界をずらしてくれました。 著者が語る「舞台Aと舞台B」といった、複数の宇宙を行き来するような発想は、数学の話でありながら、日常の思考にも意外と重なります。今いる場所のルールに固執せず、別の前提に立ち直すだけで、絡んでほどけなかった問題が別の形に見えてくる。その「視点の持ち替え方」を、数学の具体例を通して体感できるのが、この本の面白いところだと思います。また、群や対称性が「モノではないのに壁を越える」という説明が、解釈そのものを移動させる感覚に近くて、抽象なのに妙に地に足がついています。 理解しようと身構えるというより、「こういう考え方があるのか」と受け取るだけでも十分に意味があります。ひとつの問題を別角度で扱う余地を探している人に、とても刺さる一冊だと思います。
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