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ヨモツイクサ

ヨモツイクサ

知念実希人

双葉社

累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
推定読了時間 約1時間8分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

最近、ニュースを見ても身の回りのことを考えても、「自分の知らないところで何が起きているんだろう」と妙な不安がじわっと残ることがあります。分からないまま放置すると余計に想像だけが膨らんでしまうし、かといって現実の厳しさを真正面から受け止めるのも少し怖い。そんなときに手に取ったのが、知念実希人さんの『ヨモツイクサ』でした。 この作品に出てくるエキノコックスの描写や、救急と警察が交錯する現場の細かい動きは、ただの恐怖ではなく、「世界はこういう仕組みで動いているんだ」と視界をひらいてくれる感覚があります。自分が普段ぼんやり抱えている漠然とした不安が、曖昧な影ではなく、具体的な事象として輪郭を持ちはじめる。そのおかげで、怖さはありながらも、無力感だけが残るわけじゃないところが、この本の面白いところだと思います。 さらに、登場人物が事件に向き合う姿を追っていると、「自分だったらどう動くか」を自然と考えさせられます。過度に勇気を求められるわけでもなく、ただ目の前の事実をどう受け止めていくかという地道な姿勢が描かれていて、そこに救われる人は多いはずです。 現実の理不尽さにモヤモヤしつつも、知らないままでいるのは落ち着かない人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名は——ヨモツイクサ。 北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されていた。そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。 地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。 本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー! この【無料お試し版】では、冒頭の「プロローグ」及び「第一章 禁忌の森」の第3節まで読むことが出来ます。知念実希人の描き出す世界に魅了されているファンも、初めて知念作品に触れる読者もハマること間違いなし! 是非お試し下さい。
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