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ようこそ、わが家へ (小学館文庫)

ようこそ、わが家へ (小学館文庫)

池井戸潤

小学館 / 2013-07-10

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約4時間50分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも生活でも、誰かのちょっとした言動が気になって、必要以上に身構えてしまう時ってありませんか。相手の意図が読めないまま日常だけが続いていくと、「自分が考えすぎなのか、それとも本当に何か起きているのか」がわからなくなって、妙な疲れ方をしますよね。 『ようこそ、わが家へ』の抜粋を読んでいると、多くの人が反応しているのは「家」という守られた場所が、ある日ふと不気味な気配に揺らされる瞬間だと思います。港北ニュータウンという、ごく普通の住宅地が舞台になっているのもポイントで、自分の生活圏と地続きに感じられるんですよね。しかも、相手は何か深い恨みではなく、ただの“ゲーム”感覚でこちらを揺さぶってくる。その軽さが逆に怖い。理不尽な圧にさらされる時の、じわじわ来る不安に妙にリアルさがあります。 この物語がうまく効くのは、まず「違和感を無視せずに拾い上げる感覚」を取り戻せるところです。日常の中で起きる小さな変化を、過剰反応でも放置でもなく、ちゃんと観察する姿勢が描かれます。もうひとつは、「家族という最小単位のチーム戦」の描き方です。誰か一人が強くなるのではなく、戸惑いながらも一緒に対処していく流れが、自分の生活の中での動き方にもそのまま持ち込めます。 普段、理不尽さや曖昧な不安に振り回されやすい人には特に刺さる一冊です。無闇に勇気づけるわけではないのに、読み終わったあと、少しだけ自分の生活を丁寧に扱えるようになる感覚があります。

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読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

恐怖のゲームがはじまった。 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。 花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。 執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。 一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていく。 直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編を電子化。
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