
すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法
菅原洋平
この本について
やることは山ほどあるのに、気づけばまた同じところで止まっている…そんな日が続くと、自分は根本的に「すぐやらないタイプ」なんじゃないかと落ち込みます。でも実際は、性格よりも“脳の環境”に振り回されているだけかもしれません。僕自身、この本を読んでようやくその感覚が腑に落ちました。 印象的だったのは、「脳は同時にいくつも処理できない」「最初の一歩さえつけば流れが変わる」という、とても現実的な指摘です。たとえば新しいプロジェクトが始まる時、全部やろうとせずに“ちょっとだけ手をつけて区切る”。それだけで脳が次の行動を予測しやすくなり、気づけば作業が進んでいました。また、やらなかった自分を責めるより、少しでもできたことを言葉にしておくと、脳が「できる流れ」を思い出してくれる感覚もありました。 もうひとつ大きかったのは、「罪悪感が行動の天敵」という話です。つい自分を叱咤して立て直そうとしていたけれど、それが逆に動きを鈍らせていた。テレビを前にして“見ないぞ”と我慢するより、そもそも“別の行動を最初に置いてしまう”ほうが、驚くほどスムーズに動けます。これは実践して初めてわかるタイプの納得感でした。 自分のぐずぐず感を根性不足だと思い込んできた人に特に刺さる本です。無理に変わろうとするのではなく、脳のクセに合わせて“小さく動ける環境”をつくる。僕のように先延ばしで悩んできた人ほど、日常の手触りが変わると思います。
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