
いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法 (中経出版)
佐々木 正悟
KADOKAWA / 201112
この本について
先延ばしって、気づくと生活のあちこちに忍び込んでいますよね。やる気がないわけじゃないのに、机の上を片づけただけで「今日はやった感」が出てしまったり、完璧に整えてから動きたくて最初の一歩が遠のいたり。僕も同じで、仕事に手をつけられない日はだいたい「気持ちが動くまで待っている」だけだったりします。 この本が面白いのは、気合いや根性よりも「環境」と「手ざわりのある小さな行動」に徹底して寄せているところです。たとえば、完璧主義で動けないときは下書きだけを作る。気が散るなら喫茶店に資料だけ持ってこもる。怒りで作業が止まるなら、相手に出さない手紙を書いて気持ちを分解する。どれも派手ではないんですが、やってみると“いまの自分でも動ける形”に落とし込んでくれている感じがします。 もう一つ刺さったのは、「変わる」のではなく「変える」。未来の自分に期待しても、結局いまの延長線でしか動けない。だから、デスクトップのアイコンを減らすとか、タイマーで自分に締切をつくるとか、とにかく選択肢と刺激を減らして、行動のハードルを下げる。これなら僕たちでも今日からできるし、積み重ねれば“すぐやったことで得られる快感”の経験値が増えていくんですよね。 「気持ちが動くまで待ってしまうタイプ」「集中したいのにすぐ誘惑に負ける」という人には特に刺さると思います。大げさに生き方を変えなくても、ちょっとした工夫で“とりあえず動ける自分”に寄せていける。そのリアルさが、この本のいちばんの魅力だと感じました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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