
ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣
大平信孝 and 大平朝子
サンクチュアリ出版 / 2016-07-28
この本について
仕事に向かわなきゃと思いつつ、机に向かっても気分が乗らないまま時間だけが過ぎる日ってありますよね。自分でも理由がよくわからないまま、視界に散らかったものや、返信が来ない誰かのことが気になって、気づけばダラダラしてしまう。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が面白いのは、「根性で乗り切る」方向ではなく、気分や集中のスイッチを“とにかく小さく”扱っているところです。たとえば、机やデスクトップのどちらか一か所だけ片づけるとか、気になっていることを全部紙に書いて引き出しにしまうとか、長くても1分で終わる小さな行動を入り口にするだけで、頭の曇りが取れる瞬間が確かにあるんです。また、姿勢を変えるだけで気分が変わりやすいとか、電車で「何をするか先に決めておく」だけで心のざわつきが減るとか、脳の性質に寄り添った話が多くて、妙に腑に落ちました。 個人的にいちばん効いたのは、「扱えない問題は細かく砕く」という視点です。完璧に片づけようとするほど手が止まっていたのに、「今日はここだけ」のサイズにすると身体がようやく動き出す。期待と現実のズレで自己嫌悪に落ちる前に、ほんの少しでも前に進める余白ができる感覚があります。 日々の気分に振り回されやすくて、やる気の有無で生活が大きく変わってしまう人には特に刺さる一冊だと思います。大げさな変革ではなく、現実的な“ちょっとずつ”で整えていきたい人向けです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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