
脳内整理ですべてうまくいく!
菅原洋平
日本文芸社 / 2017-06-25
この本について
仕事の途中で別のことが気になったり、SNSをちょっと見るつもりが思考を奪われたり、やることは多いのに脳が前に進んでくれない感じってありますよね。自分でも「なぜ今日は判断が鈍いんだろう」と思いながら、気づけば大事なことに使うはずのエネルギーがどこかに流れていく。僕もずっとその感覚に悩んでいました。 この本は、いわゆる“気合いで集中する”類の話ではなくて、脳がどうエネルギーを配分しているかを、かなり現実的に教えてくれます。例えば、物の位置を決めて余計な選択肢を減らしたり、絶食時間や起床時間を固定したりするだけで、判断に使うエネルギーがかなり節約できるという話。あるいは、脳が本当に動き出すには体を動かして質感を与える必要がある、という視点も新鮮でした。「考え続けて進まない」のではなく、「動かさない限り脳は進まない」のだと腑に落ちます。 読んでいて特に刺さったのは、マルチタスクに弱い脳に仕事を山積みにしてしまうのは結局自分だ、という指摘です。見ない物を決めたり、締め切りや作業時間を自分で決めたりするだけで、脳が迷う回数が減って、思ったよりスムーズに手が動きます。やっぱり脳は“余白”があると本来の力を発揮するんだなと実感しました。 タスク管理を頑張っているのにずっと疲れている人、気持ちだけ先行して行動がついてこない人には特にしっくりくると思います。僕自身、読んだあとにようやく「脳に優しい環境」を整える意味が理解できました。無理なく前に進みたい人にちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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