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下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

池井戸潤

小学館 / 2021-09-12

累計読者数18
平均ハイライト数 5.4件/人
推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 49/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事を続けていると、「生活のために働いてるはずが、いつの間にか“お金のためだけ”になってるな…」みたいな感覚にぶつかることがありませんか。自分の選んできた道に自信が持てなくなったとき、人からの一言が妙に刺さったり、昔あったはずの熱がどこに行ったのか分からなくなったり。僕もそういう時期が定期的に来ます。 『下町ロケット』の抜粋を見ていると、読者が反応しているのは派手な成功物語ではなく、「迷い続ける人間が、なんとか前に進もうとする姿」のほうなんですよね。生活と夢のバランスをどう取るのか、追い詰められたときに何が本性として残るのか、あるいは手作業での試作にこだわるような“考える余白”を仕事に取り戻せるのか。どれも、抽象論ではなくて、日常でふと立ち止まったときに思い当たる場面ばかりです。 この本が効くのは、迷いを消してくれるからではなく、「自分が何を大事にしたいと思っていたのか」を思い出させてくれるからだと思います。飯を食うための一階と、夢を乗せる二階。どちらかを否定せずに両方抱えている登場人物たちを見ると、完璧じゃなくても前に進んでいいのだと、少し肩の力が抜けます。経営の話や技術の描写もありますが、それらはむしろ、自分の仕事の“手触り”を取り戻すための装置のように感じました。 仕事の意味を見失いかけている人、自分の選択に答えが出ずに立ちすくんでいる人には、特に刺さる物語だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

町工場VS.ものづくりの神様。 天才エンジニア「青春の軌道」―― 町工場VS.ものづくりの神様。 不屈の挑戦が胸を打つ人生讃歌! ふりかかる幾多の困難や倒産の危機。佃航平率いる下町の中小企業・佃製作所は、仕事への熱い情熱と優れた技術力を武器に、それらを乗り越えてきた。しかし、佃製作所の前にかつてない壁が立ちはだかる。 同社技術力の象徴ともいえる大型ロケットエンジン部品の発注元、帝国重工の思わぬ業績不振。さらに佃の右腕にして、信頼を置く番頭・殿村に訪れた転機――。 絶体絶命のピンチに、追い詰められた佃が打開策として打ち出したのは、新規事業であった。新たな難問、天才技術者の登場、蘇る過去と裏切り。果たして佃製作所は創設以来の危機を克服することができるのか。 若き技術者たちの不屈の闘志と矜恃が胸をうつ、大人気シリーズ第三弾! 社運を賭した戦いが、いま始まる。 ※この作品は単行本版『下町ロケット ゴースト』として配信されていた作品の文庫本版です。

目次

ヤタガラス
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