
100万人の心を揺さぶる感動のつくり方
平野秀典
フォレスト出版 / 2013-12-21
この本について
仕事でも私生活でも、つい力んでしまって「もっと上手く伝えたいのに…」と空回りする時期ってありますよね。僕も、人前で話す時ほど肩に力が入り、相手の反応ばかり気にして本来の自分が出せなくなることがよくあります。そんなときに、この本のいくつかの視点がけっこう効きました。 まず、欲望を「悪いもの」と思い込みがちな自分に対して、欲望は外側から与えられた“推進力”だと捉え直す話があり、これが地味に効きました。無理やりテンションを上げるのではなく、元々持っているエネルギーをちゃんと扱う感覚に近いです。また、「戦いは恐れから生まれる」という言葉に触れたとき、相手を説得しにいこうと構えるほど、こちらの緊張や恐れが相手にも伝わっていたんだろうなとハッとしました。操作するノウハウより、表現の精度を上げる方向へ視点を切り替えるあたりも、この本が読者に刺さる理由だと思います。 さらに、この本が面白いのは感動を「大げさな何か」ではなく、小さな積み重ねの先に生まれるものとして扱っている点です。101%の一工夫や、たった一人に向けて届けるという姿勢など、具体的な行動に落とし込みやすいのがありがたいところ。役作りの話も、最高の自分を“演じる”という軽い姿勢が、実は日常をすごく前向きにしてくれます。 自分の表現に迷いがある人や、コミュニケーションで無理をしてしまう人には特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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