
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸潤
小学館 / 2015-11-10
累計読者数10
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約5時間19分
star総合評価 50/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
仕事を続けていると、ときどきふと立ち止まってしまう瞬間があります。がんばっているつもりなのに、評価や出世の基準に振り回されて、いまの自分がどこに向かっているのかよくわからなくなる。あの焦りにも似たモヤモヤ、けっこうしぶといんですよね。 『下町ロケット2 ガウディ計画』を読むと、そのモヤモヤに少し風が通る感じがあります。抜粋にもありますが、この物語って「出世が目的化した瞬間に、人は何を見失うのか」とか、「誠実さなんて古いと言われがちな時代でも、結局それを手放すと自分が困る」という、働くうえでの核心みたいなところにまっすぐ触れてくるんです。特に、逃げずに踏みとどまる佃製作所の面々の姿は、自分の仕事にも置き換えやすくて、ああ、あの一歩を踏み出すかどうかで未来って変わるよなと実感します。 もうひとつ、この本が効くのは「苦しいときの思考のクセ」を見せてくれるところです。マイナス思考に落ちるのは簡単だけど、そこに居座るほど状況はよくならない。とはいえ、無理に前向きになれと言われても動けない。でも物語の中で誰かが少しずつ前に進むのを見ると、自分も同じペースでいいのかもしれないと思えるんですよね。 今の働き方に少しでも迷いがある人、特に「がんばっているのに何かズレている気がする」タイプには、静かに響く本だと思います。
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出版社による紹介
直木賞受賞作に待望の続編登場! その部品があるから救われる命がある。 ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦! ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。 量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。 そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。 医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。 日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。 遂に待望の続編登場! ※立ち読みサンプルで第一章がまるごと!ご覧になれます!!
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