
悪の説得術
多湖輝
ゴマブックス株式会社 / 2014-10-25
この本について
仕事でも私生活でも、人に動いてほしい場面ってけっこうあるのに、いざ伝えるとなると相手の反応が読めなくて、こちらの意図とは少しズレた方向に転がっていくことがありますよね。強く言えば反発されるし、控えめに言えば届かない。説得ってこんなに難しかったっけ、と思う瞬間が僕もよくあります。 この本で読者がよく保存しているのは、「説得=態度変容への働きかけ」という広い定義と、ジャソケン・トーナメントのような、人が集団の中でどう空気に流されていくかの描写です。たぶん刺さっているのは、説得が個人対個人の話だけじゃなく、もっと環境や空気に左右される“連鎖的な現象”として見えるところだと思います。自分の失敗が「言い方の技術」だけの問題じゃなかったと気づくと、ちょっと肩の力が抜けるんですよね。 実際、この本はテクニック集というより、説得の裏で何が起きているかを地に足のついた形で見せてくれます。例えば、相手の行動が変わらない理由を「意志が弱いから」みたいに決めつけず、周囲の温度やタイミングがどう影響するのかを丁寧に拾っていく。あるいは、自分が無意識に集団のムードに巻き込まれて判断を誤っていたことに気づけたりする。そういう“視点のほぐし方”が、結果的に日常のコミュニケーションを少しラクにします。 こんな人に刺さると思います。相手を思い通りに動かしたいわけじゃないのに、関係がギクシャクしてしまうことがある人。僕もこのタイプですが、読んでみると説得がうまくいかない理由を自分だけのせいにしなくてよくなります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
誤解されない話し方 説得力より納得力 (講談社+α新書)
梅田悟司

世界一わかりやすいマーケティングの本 (East Press Business)
山下貴史

人を動かす 文庫版
D・カーネギー and 山口 博

人を動かす 完全版
D・カーネギー and 東条 健一

影響力の4つの特徴とリスク 人を動かすのに友だちはいらない DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
瀧本 哲史 and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




