
描くだけで新しい人生がはじまる ビジョン・ロードマップの法則
藤野 公子
KADOKAWA / 2023-12-05
この本について
最近、やりたいことはあるのに手が動かないとか、自分の気持ちがどこに向いているのか分からなくなることが増えていませんか。忙しさで流されていると、気づけば「今どんな状態なのか」を置き去りにしたまま走ってしまうんですよね。僕も同じで、ただ目の前をこなしているだけの日が続くと、ふと立ち止まったときに空虚さが残ることがあります。 この本が面白いのは、派手な言葉でやる気を煽るのではなく、「自分を俯瞰する」という地味だけど避けて通れない作業を、ちゃんとやるための土台を整えてくれるところです。著者が繰り返し強調しているのは、ビジョンを描くこと自体が目的ではなく、その作業を通して自分の状態を知り、日々の行動を少しずつ整えていくプロセスのほうが大事だという視点です。95%の人が「自分を分かっているつもり」なのに、実際に自己認識できているのは10〜15%という話は、なかなか刺さるものがあります。 また、この本は人生をひとつの要素で説明しようとしません。人間関係も、働き方も、時間の使い方も、すべてがつながっている前提で組み立てられています。だからこそ、情報を遮断する勇気や、人間関係をエクササイズとして手入れする感覚など、日常の細かな選択をどう扱うかにも踏み込んでくれます。目を閉じたときに自然と浮かぶ「ワクワクする像」を軸にする、という説明も個人的にはしっくりきました。 自分のペースで前に進みたいけれど、どこから整えればいいのか迷っている人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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