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「よく見る人」と「よく聴く人」 共生のためのコミュニケーション手法 (岩波ジュニア新書)

「よく見る人」と「よく聴く人」 共生のためのコミュニケーション手法 (岩波ジュニア新書)

広瀬 浩二郎、相良 啓子

岩波書店 / 2023-09-20

累計読者数3
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 27/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

人と関わるとき、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」とか、「相手の背景まで想像する余裕がない」と感じることが僕もよくあります。気をつけているつもりでも、いつのまにか自分の物差しで相手を見てしまう。そこにちょっとした居心地の悪さが残るんですよね。 この本が面白いのは、異文化という言葉を“海外の話”ではなく、“身近な違い”として扱っているところです。目が見えないことを一つの文化として捉えるという視点は、僕にとってかなりの揺さぶりでした。違いを「困りごと」だけで想像するのではなく、「世界の見え方そのものが違う人がいる」と理解することで、会話の構えが少し変わります。また、出発点を明確にしながら、あの手この手を使って関係をつくっていく姿勢が丁寧に描かれていて、自分のコミュニケーションの癖を見直すきっかけにもなりました。 それから、よく聴くことを“人生を耕す行為”として語るくだりも印象的でした。聴くって、単に相手の言葉を受け取るだけじゃなくて、自分との距離感や態度まで問われるんだなと感じます。うまくやろうと思うとしんどくなるけれど、最後に「笑おう」と締めるような、肩の力が抜ける温度感も心地よいです。 自分の価値観にとらわれすぎている気がするとき、誰かとの違いに戸惑ったまま立ち止まってしまうときに特に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

目の見えない研究者と耳が聞こえない研究者による対話.目の見える人や耳が聞こえる人が多数を占める社会の中で,手話や触覚など様々な手法で世界とつながる二人が自らの経験を語り合う.人はそれぞれ違って当たり前,わかり合うために「工夫」が生まれるという著者達が共生のコミュニケーションの可能性を考える.
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