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文化が違えば、心も違う?: 文化心理学の冒険 (岩波新書)

文化が違えば、心も違う?: 文化心理学の冒険 (岩波新書)

北山 忍

岩波書店 / 2025-08-22

累計読者数3
平均ハイライト数 10件/人
star総合評価 40/100
start序盤集中型
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この本について

異文化の人と話すとき、自分の前提がどこまで「日本人だから」なのか、それとも「自分自身の癖」なのか分からなくなることがあります。仕事でも、同じ説明をしているのに伝わり方が違ったり、相手の反応が読めなかったりして、もやっとしたまま終わることがあるんですよね。僕もずっとそこに引っかかっていました。 この本が面白いのは、「文化が違えば心の動き方そのものが違う」という前提からスタートしているところです。例えば、誇りや怒りの出方が地域によってまったく違うとか、助けを求める行動の意味が文化ごとに反転してしまうとか。「規範が違うだけ」と片付けていた部分に、そもそもの心の作られ方の違いがあると知ると、他者の行動に対する解釈がゆっくりほどけていきます。そして、文化は固定的ではなく常に変化するという視点も、自分の立ち位置を少し楽にしてくれます。 読んでいて感じたのは、文化の違いを「距離」ではなく「構造」として見られるようになること。自分と相手の反応のズレを、個人の性格ではなく文化と心の相互作用として理解できるようになると、コミュニケーションの詰まり方が変わります。特に、異文化の相手と仕事をする人や、「自分の感じ方は偏っているのかも」と一度でも思ったことがある人には刺さるはずです。 大げさに世界を理解しようとしなくても、日常の会話の裏側で何が起きているのかに気づける一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

文化が違えば人の考え方も変わる。歴史から生態、遺伝情報まで、多様な知見を駆使してこころの秘密に挑む文化心理学の最先端!
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