
小山田圭吾 炎上の「嘘」 東京五輪騒動の知られざる真相 (文春e-book)
中原 一歩
文藝春秋 / 2024-07-24
累計読者数4
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約3時間19分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
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この本について
炎上の話題になると、どうしても「何が正しいのか」が分からなくなって、ただ空気だけが先に進んでいく感じがありますよね。自分が当事者でも傍観者でもないのに、どこか落ち着かない。判断の基準が揺さぶられるというか、モヤモヤだけが残ることが多い気がします。 この本は、小山田圭吾さんの一件を“擁護”でも“断罪”でもなく、関係者の証言を積み重ねて追いかけています。読みながら感じたのは、炎上の裏側には、必ず言葉になっていない事情や、当事者の戸惑いがあるということでした。名前を出さない約束がいつのまにか変わっていた話や、危機管理の経験がまったくないまま見知らぬ非難が雪崩れ込んでいく様子は、言い訳ではないのに「こういう流れだったのか」と視点が変わっていきます。また、マスコミが「調べ直したのか?」という問いかけが繰り返し出てきて、ニュースの受け取り方そのものを考えさせられます。 事実関係をどう判断するかは読者に委ねられていますが、「炎上した結果だけを見て判断する癖」に一度立ち止まるきっかけにはなるはずです。情報の波に飲まれやすい人、あるいは自分の中の“正しさ”に揺らぎを感じている人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
小山田は謹慎すべきだったのか 2021年の東京五輪。コロナ禍による一年延期をはじめ、様々な問題が発生する。 直前に発覚したスキャンダルで、開会式スタッフは辞任。 急遽開会式の音楽担当となったのは、ミュージシャン小山田圭吾だった。しかし、小山田もまた、学生時代に障がい者を「いじめ」たことを語ったかつての雑誌記事が、炎上。音楽担当を降板した彼は、テレビ番組のレギュラー、ライブ活動などを失い、1年近く実質謹慎する。 だが、炎上の渦中、「週刊文春」の取材に答えた小山田は、報じられた「うんこを食わせてバッグドロップ…」といったいじめの事実を否定する。 当時の現場では何が起きていたのか——? なぜ、「ロッキング・オン・ジャパン」「クイック・ジャパン」両誌に、このような記事が出たのか。そして、小山田がここまで追い詰められねばならなかった理由とは。 小山田本人への20時間を超える取材——、開会式関係者、小山田の同級生、掲載誌の編集長と取材を進めるうちに、この「炎上」の「嘘」が見えてくる——。
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