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マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々

マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々

加地伸行

飛鳥新社 / 2018-08-09

累計読者数4
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約3時間35分
star総合評価 28/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

ニュースを読んでいると、何が事実で何が“雰囲気”なのか分からなくなる瞬間ってありますよね。自分でも確かめようがなくて、でも周りが強い調子で断言してくる。あの居心地の悪さにずっとモヤモヤしている人は多いと思います。僕もその一人で、議論の土台が感情だけで動いていく感じに、どこか置いていかれるような気分がありました。 この本は、そのモヤモヤに対して「一度、距離を置いて眺める」ための視点をくれます。著者は、道徳教育や主権、戦争・安保といった重たいテーマを扱いながらも、特定の立場に誘導するのではなく、“感情で語られた言説がどんなふうに世論を動かすのか”を淡々と拾い上げていきます。たとえば、ある発言がどのように「戦争への道」という物語に組み込まれ、読者の動揺を生むのか。あるいは、多数決という仕組みの意味が個人の好き嫌いと混同されたまま語られてしまう危うさ。こういう指摘は、ニュースをそのまま飲み込まずに、自分で判断するための地図に近い感覚がありました。 読みながら、「あの時、自分が感じていた違和感ってこれだったのかも」と腑に落ちる場面がいくつかあって、情報にふり回されがちな時期ほど効く本だと思います。特に、複雑な議論を“物語”として語るメディアに疲れてしまった人には刺さるはずです。 空気に押されて結論を急いでしまう日が続いているなら、一度この本で頭の温度を下げるのも悪くないと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

俗情におもねり、時流に乗りたい政治家とコメンテーターを重用する新聞・テレビの無責任、無知、無節操への寸鉄! 東洋思想の第一人者が徒然なるまま、物知り顔の人物の真贋を見抜く痛快エッセイ。 深刻そうに「その時だけの絶対反対」を永遠に繰り返すマスコミ人を嗤(わら)い飛ばします。 「老生、ここ十年、世の姿や人の説について、あれこれ書き留めてきた。そしてなにやら得たものを中国古典の心に重ね、下手な絵画風に描いてきた。わが老残、いや老害の日々ゆえにこそ、言いたきことを言うまでよ」(序章より) 序章 薄っぺらな国家批判 第1章 教育 第2章 貧困・格差と社会保障と 第3章 マスコミ 第4章 憲法 第5章 戦争 第6章 政治家 第7章 宗教と儀礼と 終章 老生の立場について
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