
大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ
ダグラス・マレー、山田美明
徳間書店 / 2022-03
累計読者数3
平均ハイライト数 25件/人
推定読了時間 約10時間5分
star総合評価 70/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 70%
この本について
社会問題の話題になると、どこまでが「事実」で、どこからが「物語」なのか曖昧に感じることがありませんか。自分なりに理解しようとしても、専門用語ばかりで霧の中にいるような気分になる。かと言って、安易にどちらかの陣営に乗るのも違う気がする。そんな宙ぶらりんな感覚のまま議論だけが加速していくのに、置いていかれるようなモヤモヤがありました。 この本は、その霧の正体を淡々と照らしてくれます。たとえば、難解な言葉や情緒的な語りが積み上がるほど、議論の筋道が見えなくなる理由。あるいは、怒りを表明する人ほど注目される構造が、どんなふうに空気をゆがめていくのか。さらに、過去の不正への反応がいつのまにか「過剰反応」に変わる瞬間がどこで起きるのか。読者が保存していた抜粋にも、このあたりの違和感に刺さった痕跡がはっきり出ていました。 もちろん、この本の主張がすべて正しいと言いたいわけではありません。ただ、複雑なテーマに距離を置きながら、「どの前提が議論を歪ませているのか」を落ち着いて見直す視点をくれる点は大きいと思います。社会の話題を扱いながらも、読み終えるころには自分の反応の癖や、情報の受け取り方の傾向まで見えてきます。 議論の温度に疲れてしまった人、あるいは「どこから考えればいいのか」を探している人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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出版社による紹介
いち早く「多様性」を推進してきた欧米社会でなぜ憎悪と対立が拡大したのか。おかしいと思っても声に出せない同調圧力と矛盾。
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