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世界史とつなげて学ぶ 中国全史

世界史とつなげて学ぶ 中国全史

岡本 隆司

東洋経済新報社 / 2019-07-05

累計読者数29
平均ハイライト数 23.9件/人
推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
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この本について

日々ニュースを追っていても、中国の動きがどうもつかみにくい…そんな感覚をずっと持っていました。今いまの政治や経済だけで説明しようとすると、どうしても表面的になるし、歴史を遡るにも範囲が広すぎて迷子になる。たぶん、このあたりのモヤモヤは多くの人に共通していると思います。 この本を読んで腑に落ちたのは、「中国の今」を理解するには、遊牧と農耕の共存や、官と民の長い乖離といった“積み重なった構造”を見る必要があるということでした。たとえば、まったく違う生活様式が出会った場所で文字が生まれた話や、明・清以降で官民のバランスが崩れていくプロセスは、現代の分断や統治の難しさをそのまま照らし返してきます。また、モンゴル帝国の多元的な協働の仕組みが、グローバル経済の原型のように読めるのも面白いところで、「今起きていることは急に始まったわけじゃないんだな」と視界が広がりました。 大げさに未来を断言する本ではなく、むしろ「構造を知っておくと、ニュースの見え方が変わる」タイプの一冊です。現実的な距離感で、歴史と現在をつなげて考えたい人にちょうどいいと思います。とくに、今の中国を“単一の国”として捉えることに違和感がある人には、かなり刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「中華」の誕生から国民国家としての苦悩の時代まで、グローバルヒストリーの枠組みで考える新しい中国3000年史
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