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シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

アーサー・コナン・ドイル and 深町 眞理子

累計読者数30
平均ハイライト数 3.1件/人
star総合評価 37/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%

この本について

仕事でも日常でも、つい早とちりして結論を急いでしまうことがあります。相手の言葉の意図を決めつけたり、上司の一言を深読みしすぎたり、頭の中で作ったストーリーに事実を当てはめてしまう感じ。わかっていてもなかなか止められないんですよね。 『シャーロック・ホームズの冒険』を読み返していると、この“思い込みのクセ”を静かにほぐしてくれる感覚があります。ホームズが何度もワトスンに言う「データがそろっていないのに理論を立てるのは愚の骨頂」という一言は、ミステリーの台詞というより、ふだんの判断にもそのまま刺さる。事実を見る前に心の中で物語を作ってしまうと、いつのまにか現実をねじ曲げてしまうんですよね。 もうひとつ、ホームズが強調する「見るのと観察するのは違う」という姿勢も、忙しい日々の中で忘れがちな視点でした。人の表情や行動の細部をちゃんと拾うと、全体像が急にシンプルに見えてくる。物事が複雑に感じるときほど、細部を静かに拾い直したほうがいいんだと気づかされます。派手な事件よりも、ごくありふれた出来事の中にこそ本質が潜んでいる、という指摘も妙に日常にしっくりきます。 ミステリーと聞くと娯楽の印象が強いですが、実際には“思考の癖を整えるための小さな訓練帳”みたいな読み心地でした。特に、感情より事実で判断したいけれど実際には揺れてしまう、そんな人に静かに響くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など、最初の短編12編を収録。第1短編集。
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