ヨムナビ
緋色の研究 新訳版 シャーロック・ホームズ (角川文庫)

緋色の研究 新訳版 シャーロック・ホームズ (角川文庫)

コナン・ドイル and 駒月 雅子

東京創元社 / 2010-11-30

累計読者数4
平均ハイライト数 30.5件/人
推定読了時間 約3時間36分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

仕事でも日常でも、人の言動をどう捉えたらいいのか迷う瞬間ってありますよね。相手の背景を読めずにモヤっとしたまま会話が終わることもあるし、自分の判断が本当に正しいのか不安になることもある。僕もそうで、観察力とか洞察力って、結局どう鍛えればいいのかとずっと悩んでいました。 『緋色の研究』を読み返して刺さったのは、ホームズの超人的な推理よりも、彼が「観察は訓練で積み上げるもの」と淡々と語る部分でした。指のタコや靴の形、歩幅や筆跡の癖。そういう一見どうでもいい細部から、人の過去や状況を拾っていく姿を眺めていると、こちらの目つきが自然と変わってきます。相手を一発で見抜くためというより、「どこを見ると情報が拾えるのか」という視点そのものが、少し現実的に手元に戻ってくる感覚があります。 もうひとつ良かったのは、ワトスンの戸惑いや不安が、まんま読者のそれと重なるところです。ホームズの説明に圧倒されつつも、自分なりに理解しようともがくワトスンを見ていると、「ああ、急に全部できなくてもいいんだな」と肩の力が抜けます。積み重ねれば、世界の見え方はちゃんと変わる。物語として楽しみつつ、生活の中の小さな観察がちょっと楽しくなる一冊でした。 人を理解する手がかりを、自分の目の前の世界から拾いたい人に刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

コナン・ドイル and 駒月 雅子の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

永遠の名コンビ、ホームズとワトスンの出会いの物語。 名探偵ホームズ初登場の記念碑的長編! アフガニスタンへの従軍から病み衰えて帰国した元軍医のワトスン博士。ロンドンで下宿を探していたところ、偶然に同居人を探している男を紹介され、共同生活を送ることになった。下宿先はベイカー街221番地B、相手の名はシャーロック・ホームズ――。ホームズとワトスン、永遠の名コンビの誕生であった。ふたりが初めて手がけたのは、空き家でのアメリカ人旅行者の奇妙な殺人事件。いくつもの手がかりから、ホームズの精緻な推理によって浮かびあがった驚きの真相の背景には、長く哀しい物語があった……。/解題=戸川安宣、解説=高山宏
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要