
「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文
西岡 壱誠
東洋経済新報社 / 2019-03-21
この本について
文章を書くとき、「結局何が言いたいんだろう…」とか、「相手にどう受け取られているのか自分でもよくわからない」というモヤモヤ、けっこうありませんか。僕も仕事の文面ひとつで何度も立ち止まってきました。自分の中では伝えているつもりなのに、相手には別の意味で受け取られていたり。あのズレが地味にしんどいんですよね。 この本が面白いのは、文章の“型”を教えてくれるというより、「そもそも自分の主張はどの種類なのか?」を先に決めるところからスタートする点です。要望なのか、警鐘なのか、ただ共有したいだけなのか。ここが定まると、相手がどう理解するのかまで自然と想像できるようになるんですよね。あと、主張が長いほど伝わらない理由も、読者からの矢印を意識すると腑に落ちます。結局、自分が理解しきれていない部分は説明もうまくいかないんだよな…と何度も反省させられました。 さらに、文章構造を“木”にたとえる考え方も、実務で使いやすかったです。根=結論、幹=理由、枝=具体例、と分解すると、自分の文章で何が足りていないかがすぐ見えるようになる。難解なまま書こうとせず、一度ぜんぶ短く言い切る。この地味な作業が、結果的に伝わる文章につながっていく感じがします。 「相手がどう受け取るかまで想像して書きたい」「説明の途中で自分でも迷子になりがち」という人には特に合うと思います。僕みたいに“書きながら考えちゃうタイプ”には、一度読んでおくとかなり楽になる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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