
國破れて マッカーサー (中公文庫)
西鋭夫
累計読者数11
平均ハイライト数 14.3件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
戦後の日本について考えるとき、頭のどこかでずっとモヤモヤしてきました。学校で習った歴史と、今の社会の空気と、自分の感覚がどうも噛み合わない感覚です。誰かの都合で形づくられた価値観の上で、今の自分も暮らしているのかもしれない…とふと立ち止まる瞬間がある人は少なくないと思います。 『國破れて マッカーサー』は、その違和感の背景を淡々と描き出します。占領政策によって教育や憲法がどう作られ、国民の認識がどう変えられていったのか。特に、教育勅語の扱いや「日本は遅れている」と言い切る文部省の姿、さらに検閲下のメディアの振る舞いなど、読み進めるほど「日本の戦後」が何に左右されてきたのかが立体的に見えてきます。歴史の善悪を決めつけるというより、当時の権力構造をそのまま見せてくれる感じに近いです。 自分は、この本を読んで「戦後の常識」を当然のものとして受け取ってきたことに気づかされました。価値観そのものを否定する必要はないけれど、土台の成り立ちを一度見直すだけで、ニュースの見え方も、社会の“前提”の受け取り方も少し変わります。特に、国や歴史に関する議論がどうしてこんなに噛み合わないのか悩んできた人には刺さりやすいと思います。 戦後日本を形づくった空気の源流を、自分の言葉で捉え直したい人に向く一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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