
まだGHQの洗脳に縛られている日本人
ケント・ギルバート
PHP研究所 / 2017-06-30
この本について
最近、「ニュースを見ても何が本当なのか分からない」「歴史認識の話になると急に空気が重くなる」といったモヤモヤを抱えている人、多いと思います。自分もそうで、結局のところ“判断材料そのもの”が揃っていない感じがずっとありました。 この本は、そういう行き場のない違和感に対して、ひとつの視点をまとめて提示してくれます。特に、戦後の日本がどんな前提で国防や外交を組み立ててきたのか、なぜメディアや教育の語りが特定の方向に寄っていったのか、といった部分は、今のニュースの見え方が少し変わると思います。もちろん著者の主張はかなり強めですが、抜粋を読んで保存している人は、「なぜこういう話は学校であまり触れないんだろう?」という素朴な疑問に引っかかっているのだろうと感じます。 自分が読んで一番プラスだったのは、「歴史は勝者が書く」という当たり前の前提を改めて意識できたことと、知識そのものよりも“情報の背景を疑う姿勢”が鍛えられたことです。特定の国や勢力を批判している箇所に目が行きがちですが、そこを丸呑みにするというより、「こういう読み方もあるのか」と距離を取りながら向き合うほうが、この本の使い方としては健全なんじゃないかと感じました。 特に、戦後日本の外交・安全保障の成り立ちを、自分の頭で整理したい人には刺さると思います。普段モヤッとしていた部分に、仮説としての“説明”がひとつ置かれるだけで、情報との距離の取り方が少しラクになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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