
英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄 (祥伝社新書)
ヘンリー・S・ストークス
累計読者数3
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推定読了時間 約5時間2分
star総合評価 44/100
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この本について
歴史まわりの話って、学校で習ったことと世の中で語られていること、そのどちらも腑に落ちないまま大人になってしまった…という人、多いんじゃないでしょうか。自分も「どこまでが事実で、どこからが物語なのか」を判断しきれずに、ずっと宙ぶらりんのまま放置してきた側です。 この本は、そんなモヤモヤを一気に解決してくれるタイプではありません。ただ、当時のメディア報道や国際政治がどう作用していたのか、外国人記者の視点から書かれた材料を通して、「歴史の見え方ってこんなふうに作られることもあるのか」と一歩引いて考えるきっかけをくれます。例えば、南京をめぐる国際宣伝の仕組みがかなり具体的に描かれていたり、戦後の憲法体制がどう受け取られていたのかについて、著者の問題提起をそのまま読むことで、自分の基準で考え直す余白が生まれます。また、三島由紀夫の言葉やウェッブ裁判長の証言など、当時の人物たちの視点が並ぶことで、単純な善悪では語れない歴史の層の厚さを感じます。 もちろん、書かれている内容を丸ごと鵜呑みにする必要はまったくありません。でも、歴史認識をめぐる議論に距離を感じていた人ほど、「こういう資料の読み方もあるんだな」と視界がひらけると思います。自分の頭で歴史を考えたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
滞日五〇年、『フィナンシャル・タイムズ』『ロンドン・タイムズ』『ニューヨーク・タイムズ』の各東京支局長を歴任し、三島由紀夫とも親交を結んだ英国人大物記者が、戦後、戦勝国の都合で作り上げられた「日本悪玉論」を断罪。南京事件、靖国参拝、従軍慰安婦などの問題について論じ、さらに三島が死を賭して訴えようとしたものが何であったかを問いかける。来日当時は戦勝国史観を疑うことなく信奉していた著者は、いかにして考え方を大転換させるに至ったのか。
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