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人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌 (中公新書ラクレ)

人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌 (中公新書ラクレ)

中村桂子

中央公論新社 / 2024-08

累計読者数3
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 47%

この本について

最近、「自然とうまく折り合いをつけて生きるって、どうすればいいんだろう」と考えることが増えました。仕事でも私生活でも、自分の思い通りにならないことが続くと、つい管理できる範囲を広げたくなるんですが、そこでますます苦しくなる。そんなモヤモヤに、この本は少しだけ呼吸の仕方を変えてくれました。 読んでいてまず刺さったのは、「自然は思いがけないことだらけ」という視点です。これは山や海の話だけじゃなく、私たちの毎日にも当てはまるんですよね。思い通りに動かそうとするより、変化を前提に身の置き方を調整するほうが、結果的に楽になる。著者が語る狩猟採集と農耕の対比も、ただの歴史ではなく、私たちの働き方や時間の使い方にまでつながってきます。どちらが正しいという話ではなく、今の自分がどんな前提で生きているのかを見直すきっかけになりました。 もうひとつ印象に残ったのは、腸内細菌や感染症の話が「環境との関係性」として語られているところです。体の中にも外にも、私たちは常に他の生きものと混ざり合って生きている。その事実を知るだけで、心の余裕みたいなものが少し戻ってくる感じがしました。レイチェル・カーソンの言葉が紹介される場面もあり、人間だけを特別扱いしないまなざしに救われます。 自然とか環境と聞くと大きなテーマに思えますが、実際には「自分の生活の捉え方をそっと変える」くらいの効き目です。世界を一気に変えたいというより、まずは息苦しさを抱えている人に向く本だと思います。

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出版社による紹介

気候変動、パンデミック、格差、戦争...20万年に及ぶ人類史が岐路に立つ今、40億年の生命誌から生き方を問う。ヒントは「土」!
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