
センスのよい考えには、「型」がある
佐藤 真木 and 阿佐見 綾香
サンマーク出版 / 2024-11-28
この本について
仕事でアイデアが出ない時って、「もっと頑張れば何とかなるはず」と思いながらも、同じところをぐるぐる回ってしまうことが多いですよね。目の前のデータは見ているし、常識的な提案も一通り試したはずなのに、状況が動かない。自分の発想ってこんなものなのか、と地味に落ち込む瞬間があります。 この本を読んで印象的だったのは、発想が止まっている原因が“情報不足”ではなく、“視点が固定されていること”にあるという指摘でした。たとえば出社率の話。社内を快適にすることばかり考えていたのに、「出社前後の時間まで含めて楽しいか?」という一言で、街や移動を含めた全く違うアイデアが一気に出てくる。自分でも似た経験があって、問いの角度が変わるだけで見える世界が変わるのだと、妙に腹落ちしました。 さらに、インサイトというものが“正しい分析”ではなく“自分の感情に気づくところから始まる”という点も救われました。他の人が注目していない違和感や、うまく言語化できないモヤモヤを拾うことが、実は一番の突破口になる。特別な才能ではなく、日常の中で自分が「ん?」と感じた瞬間を丁寧に扱うだけでいいんだと思えるのは、肩の力が抜けます。 自分の思考がいつも同じパターンにハマっている気がする人、曖昧な感情をどう扱えばいいか分からない人には、かなり実用的に刺さる本だと思います。自分の中の小さな違和感を、仕事で使える言葉に育てたいときの手がかりになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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