
ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)
岩田 靖夫
岩波書店 / 2003-07-18
累計読者数5
平均ハイライト数 7.6件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 29/100
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この本について
最近、「民主主義って結局どこに立っているのか」とか、「理性とか自由って言われても、なんとなく言葉だけ空回りしてる気がする」と感じることが増えていて。現代のニュースを追っていると、自分の足場がぐらつくような感覚があるんですよね。 この本を読んでみて思ったのは、ヨーロッパ思想を支えてきた二つの柱――ギリシアの理性と自由、ヘブライの唯一神と人間のかけがえのなさ――を地に足のついた形で説明してくれるところが、今のモヤモヤにじわっと効くということです。たとえば、ギリシア人が「みんな本来自由だ」と自覚してデモクラシーを作っていった流れは、民主制を“理想論”ではなく、人が自分たちで育ててきた生活の仕組みとして捉え直すヒントになります。逆に、ヘブライの「世界のどんな物体も神ではない」という視点は、価値判断が混線しやすい現代で、何を拠り所にするかを静かに整理してくれます。 全体として、歴史や思想を覚えるというより、「自分が立っている場所がどういう土台に乗ってるのか」をゆっくり確認できる本です。世界の見え方にひとつ芯がほしい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
デカルト,カント,ニーチェ,ロールズらが説く哲学は多彩である.ところが彼らの思想はすべて2つの土台に上に立つ.それはギリシアの思想とヘブライの信仰である.本書は,2つの源泉の本質は何かを,文学や美術,「聖書」から探り,さらに近現代の哲学の深部にどう入りこんでいるかを分析.ヨーロッパ思想がクリアーに見えてくる.
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