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平等とは何か 運、格差、能力主義を問いなおす (中公新書)

平等とは何か 運、格差、能力主義を問いなおす (中公新書)

田中将人

中央公論新社 / 2025-03-24

累計読者数3
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star総合評価 33/100
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この本について

政治や格差の話になると、「なんとなく理不尽だと思うのに、うまく言葉にできない」というモヤモヤを抱えたまま日常に戻ってしまうことが多いです。努力すれば報われると言われても、相続や環境の差を見ていると、それだけでは説明がつかない気もする。そんなとき、この本は一度立ち止まるための足場をくれました。 特に刺さったのは、不平等をめぐる理由を四つに分けて整理してくれるところです。生活の不安が生まれること、差別の構造が固定化されること、試験や制度がそもそも公平に機能しなくなること、そして少数が社会を支配しやすくなること。ふだん一括りに語られやすい「格差」の中に、実は違う問題がいくつも重なっていると気づかされました。だからこそ、「能力が高い人が上に行くのは当然」という言い方では整理しきれない領域があるんだと腑に落ちます。 もう一つは、選挙や民主主義の話がファサードに終わる危うさです。一見公平に見える仕組みでも、見えない支配や影響力が残っていれば、実質的には不平等が再生産される。こういう視点を持てるだけで、ニュースの見え方が変わりました。 「努力と運と制度の関係を、感覚ではなく考えたい人」にとって、静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

平等な社会の実現は、自由と並んで、人々が近代社会で追求した一大テーマであった。 だが現代は不平等が消えるどころか増大し、深刻な分断を生んでいる。 かつて一億総中流といわれた日本も同様だ。能力主義は正義なのか。人生は運次第か。財産所有のどこが不公正か。格差・差別をどう是正するか。 気鋭の思想史家が熱き筆で自身の世代的な境遇も織りまぜ、哲学者たちの知的遍歴をたどり、世界を覆う不平等を根底から問い直す。
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