
執行長日記 THE DIARY OF A CEO
スティーブン・バートレット and 清水 由貴子
サンマーク出版 / 2025-06-11
この本について
仕事でもプライベートでも、人との会話が噛み合わなかったり、自分の考えをうまく伝えられなかったりして、「結局なにが悪いんだろう…」と立ち止まることがあります。頑張っているはずなのに行動が続かなかったり、習慣づくりで空回りしたりするのも同じで、意志よりも“仕組み”の方が大事なんだろうなと痛感します。 『執行長日記』は、そういう日常のつまずきに対して、やけに現実的な視点をくれる本でした。相手に話を聞いてもらうには、最初のひと言で否定しないとか、話題の98%を合わせるだけで相手の心が開くとか、言われてみれば当たり前でも、実際にできているかと言われると怪しいポイントばかりです。さらに、悪い習慣を断ち切るよりも、代わりの行動をそっと差し込むほうが長続きするという考え方は、力技に頼りがちな自分にはかなり救いでした。しかも、その根っこには「知識への投資がいちばん効く」というシンプルな軸があって、行動力を無理に盛らなくてもいいのだと安心します。 もうひとつ、この本が面白いのは、ストーリーの力をとても大事にしているところです。データよりもストーリーの方が人を動かすという話は、実際の仕事の場面でも思い当たることが多くて、誰かを説得したいときほど言葉を削りすぎていたな、と反省しました。自分自身に対しても、前向きなセルフストーリーを積み上げるには、逆境に出会ったときの“小さな選択”が根拠になるという視点は、淡々としているのにじわっと効きます。 迷っている中でも、自分の行動や人との関わり方をもう少し丁寧に整えたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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