
教養としてのコーヒー (SB新書)
井崎 英典
SBクリエイティブ / 2025-09-07
この本について
コーヒーって、毎日飲んでいるのに「自分はどれだけ理解しているんだろう…」とふと立ち止まることがあります。浅煎りと深煎りの違いもなんとなくで選んでいるし、デカフェを頼む理由も説明しろと言われると曖昧。そんな小さなモヤモヤが積み重なると、コーヒーって実はよくわからない飲み物なのかもしれない、と感じる瞬間があるんですよね。 『教養としてのコーヒー』を読んで強く感じたのは、「味の違い」や「淹れ方の技術」を超えて、コーヒーが持つ背景や文化まで含めて体験が成り立っているという視点でした。浅煎りが流行する理由を“料理”にたとえるところなんて、日々の一杯の捉え方が一気に変わりますし、デカフェを飲む意味が「成分」ではなく「行為そのものの体験」にあるという話は、忙しさに追われていると忘れがちな感覚を思い出させてくれます。さらに、植民地政策や奴隷労働の歴史に触れる部分では、ただの嗜好品だと思っていたものの影に、ちゃんと向き合わないといけない現実があると気づかされました。 そしておもしろいのは、こうした背景を知ることで、コンビニコーヒーの一杯にも「どうしてこの味なんだろう」という視点が生まれるところです。味の優劣ではなく、その場や客層に合わせて最適化されているという考え方は、仕事の課題の見方にもつながる感覚があります。 コーヒーを「なんとなく好き」で終わらせたくない人に、とても刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





