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教養としてのコーヒー (SB新書)

教養としてのコーヒー (SB新書)

井崎 英典

SBクリエイティブ / 2025-09-07

累計読者数7
平均ハイライト数 13件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 51/100
menu_book精読型
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この本について

コーヒーって、毎日飲んでいるのに「自分はどれだけ理解しているんだろう…」とふと立ち止まることがあります。浅煎りと深煎りの違いもなんとなくで選んでいるし、デカフェを頼む理由も説明しろと言われると曖昧。そんな小さなモヤモヤが積み重なると、コーヒーって実はよくわからない飲み物なのかもしれない、と感じる瞬間があるんですよね。 『教養としてのコーヒー』を読んで強く感じたのは、「味の違い」や「淹れ方の技術」を超えて、コーヒーが持つ背景や文化まで含めて体験が成り立っているという視点でした。浅煎りが流行する理由を“料理”にたとえるところなんて、日々の一杯の捉え方が一気に変わりますし、デカフェを飲む意味が「成分」ではなく「行為そのものの体験」にあるという話は、忙しさに追われていると忘れがちな感覚を思い出させてくれます。さらに、植民地政策や奴隷労働の歴史に触れる部分では、ただの嗜好品だと思っていたものの影に、ちゃんと向き合わないといけない現実があると気づかされました。 そしておもしろいのは、こうした背景を知ることで、コンビニコーヒーの一杯にも「どうしてこの味なんだろう」という視点が生まれるところです。味の優劣ではなく、その場や客層に合わせて最適化されているという考え方は、仕事の課題の見方にもつながる感覚があります。 コーヒーを「なんとなく好き」で終わらせたくない人に、とても刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

この一冊を読めば、 あなたの一杯はもっと美味しくなる。 アジア人で初めてワールド・バリスタ・チャンピオンシップで優勝した、世界一のバリスタ(第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン)が歴史、地理から時事問題、嗜み方まで、コーヒーの教養を1冊に詰め込みました。 本書の話題の一部 ・欧米のエスプレッソに対し、なぜ日本ではドリップが主流なのか? ・世界や日本でコーヒーが飲まれ続け、カフェがなくならない真因 ・ファストフード店やコンビニで提供される低価格高品質のコーヒーの裏側 ・気候変動により存続が不安視されているコーヒー栽培 ・世界一のバリスタが教える家でできる簡単で美味しいドリップの手順 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者・三宅香帆氏との対談も収録。 読書に欠かせないコーヒーの魅力をバリスタと文芸評論家が語り合います。 ※本書は『世界のビジネスエリートは知っている教養としてのコーヒー』(2023年)を加筆修正のうえ新書化したものです※ ※カバー画像が異なる場合があります。
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