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イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

ダニエル ソカッチ and 鬼澤 忍

NHK出版 / 2023-02-25

累計読者数23
平均ハイライト数 13.6件/人
推定読了時間 約7時間35分
star総合評価 48/100
start序盤集中型
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この本について

ニュースを見るたびに、イスラエルとパレスチナの話題は耳に入るのに、背景を自分の言葉で説明しようとすると手が止まることってありませんか。歴史も宗教も政治も絡みすぎていて、どこから理解すればいいのか分からないまま、モヤモヤだけが残る感じです。僕も同じで、ずっと「結局なにが問題の核心なんだろう」と考え続けていました。 この本は、その混乱をいったん整理してくれました。印象的だったのは、どちらか一方が絶対に正しい、という単純化を拒む姿勢です。読者が抜き出していたように、両者がそれぞれの正統性を主張するに至った歴史的経緯が、具体的な出来事と人物を通して淡々と描かれます。ヘブロン合意のような現代の政治交渉から、バルフォア宣言やフサイン‐マクマホン書簡といった百年前の約束の食い違いまで、一本の線としてつながっていく感覚がありました。また、ユダヤ人とパレスチナ人が長い時間の中で混ざり合い、入れ替わり、影響を与え合ってきた歴史に触れると、「単純な敵同士」という理解そのものが揺さぶられます。 読んでいて思ったのは、これは紛争の知識を増やすためというより、自分の「判断の仕方」を問い直す本だということです。どちらも正しく、どちらも間違っているという視点に立つと、世界の見え方が少し変わります。僕のように、複雑な国際問題に向き合うとき「どこから整理すればいいのか分からない」と立ち止まってしまう人に、とくに刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書 イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか? 人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか? アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか? なぜ紛争は繰り返されるのか? そもそも、いったい何が問題なのか? 世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか? 国際社会の一員として生きていくために、日本人が知っておくべきことが、この一冊に凝縮されている。 争いを拡大させているのは、私たちの無知、無関心かもしれない。 【目次】 第1部 何が起こっているのか? 1章 ユダヤ人とイスラエル/2章 シオニストの思想/3章 ちょっと待て、ここには人がいる/4章 イギリス人がやってくる/5章 イスラエルとナクバ/6章 追い出された人びと/7章 1950年代/8章 ビッグバン/9章 激動/10章 振り落とす/11章 イスラエルはラビンを待っている/12章 賢明な希望が潰えて/13章 ブルドーザーの最後の不意打ち/14章 民主主義の後退 第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか? 15章 地図は領土ではない/16章 イスラエルのアラブ系国民/17章 恋物語?/18章 入植地/19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること/20章 Aで始まる例の単語/21章 Aで始まるもう一つの単語/22章 中心地の赤い雌牛/23章 希望を持つ理由
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