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韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)

韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)

金敬哲

講談社 / 2019-11-13

累計読者数3
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約2時間43分
star総合評価 24/100
boltライト読書型
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この本について

仕事でも生活でも「なんでこんなに余裕がないんだろう」と思うことが増えていて、自分の努力だけではどうにもならない壁にぶつかる感覚を抱える人は多い気がします。頑張っているつもりなのに水位だけが上がっていくような、あのどうしようもない息苦しさです。そんなときにこの本を読むと、自分の問題だと思っていたものの背景に、社会の構造そのものがあるという視点が持てます。 韓国の「圧縮成長」がどんな歪みを生んだのか、そしてその歪みがなぜ中年の自営業者や若い世代の「N放」につながっていくのか。抜粋にもあるように、国全体が急成長した裏側では、労働市場の硬直や社会保障の薄さによって、普通に生きようとする人たちがどんどん追い詰められていった過程が丁寧に描かれています。これを知ると、個人の努力論だけでは説明できない現実の重さが見えてきますし、同時に自分の状況を少し客観的に置き直せます。 読んでいて一番効いたのは、「一握りの勝ち組とその他」という分断の構図を、韓国の話として読むことで、日本で感じている閉塞感の正体も照らされるところです。社会がどう変わっているのかを知るだけでも、自分の進み方を選ぶときの基準が少し変わるはずです。 こんな人に刺さると思います。努力不足と言われ続ける空気に、どこか納得できないまま働いている人。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

政府の過剰に新自由主義的な政策により、すべての世代が競争に駆り立てられている「超格差社会」韓国。その現状を徹底ルポ! 第一章 過酷な受験競争と大峙洞キッズ 第二章 厳しさを増す若者就職事情 第三章 職場でも家庭でも崖っぷちの中年世代 第四章 いくつになっても引退できない老人たち 第五章 分断を深める韓国社会 ◎子供 小学5年で高校1年の数学を先行学習、 1日に2、3軒の塾を回る。 幸福指数は、OECDの中で最下位クラス。 ◎青年 文系の就職率56%。 厳しい経済状況のもと、 人生の全てをあきらめ「N放世代」と呼ばれる。 ◎中年 子供の教育費とリストラで、 中年破綻のリスクに晒される。 平均退職年齢は男53歳、女48歳。 ◎高齢者 社会保障が脆弱で、老人貧困率45%以上。 平均引退年齢の73歳まで、 退職後、20年も非正規で働き続ける。 政権が政策を誤れば、これは世界中のどこの国でも起こりうる。 新自由主義に向かってひた走る、日本の近未来の姿かもしれない!
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