
ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
クロード・スティール, 藤原朝子, and 北村英哉
累計読者数13
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star総合評価 52/100
start序盤集中型
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この本について
周りに悪意があるわけじゃないのに、なぜか自分だけ力が出しづらい場面ってありませんか。初対面の会議で妙に肩に力が入ったり、評価される側になると急に思考が空回りしたり。自分の性格の問題だと思いがちですが、読んでいて「これは環境のサインに反応していただけなんだ」と腑に落ちました。 この本が面白いのは、偏見の有無より「そう見られるかもしれない」という予感そのものが、集中や記憶を奪っていく仕組みを細かく解き明かしているところです。努力不足とか気合いの問題じゃなく、脳のリソース配分そのものが変わってしまう。だからこそ、個人を変えるより環境を少し整えるだけで、成績やパフォーマンスが実際に変わるという実験結果が続きます。知性は伸ばせるという物語を手紙にして書くだけで、次の学期の成績が上がった学生がいたという話は、読んでいて静かに背筋が伸びました。 自分の内面を掘るより、周囲のサインに気づくほうが先なんだと思えた一冊です。「努力しているのに、本番だけなぜか萎縮してしまう」という人に特に刺さると思います。
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