
イスラエルとパレスチナ ユダヤ教は植民地支配を拒絶する (岩波ブックレット)
ヤコヴ ラブキン and 鵜飼 哲
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この本について
ニュースを見るたびに、イスラエルとパレスチナの話が「なにが本質なのか」よく分からないまま議論だけが先行していく感じがあって、正直ずっとモヤモヤしていました。宗教、歴史、政治が絡み合っているのは分かるけれど、自分の中で一本の線としてつながらない…そんな人は多いと思います。 この本は、その混乱をいきなり解消してくれるものではないですが、少なくとも視点を増やしてくれます。たとえば、ユダヤ教の伝統とシオニズムが本来まったく別の思想だったこと。あるいは、移民や国境の問題が「宗教の名を借りた政治」の結果としてどう形成されてきたのか。さらに、欧米がイスラエルを支持する背景にキリスト教的な歴史観があるという指摘も、ニュースではまず触れられないポイントでした。 読んでいると、単純な善悪の構図では理解できない複雑さに気づかされます。同時に、ユダヤ人全体への怒りとシオニズム批判を分けて考えるための手がかりも与えてくれるので、感情だけで迷子になる感じが少し薄れました。 表面的な情報ではどうしても納得できない人、議論の前提そのものを捉え直したい人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
「ユダヤ人国家」イスラエルの行動原理とは。植民地主義のシオニストによるジェノサイドを、ユダヤ教徒の碩学が渾身で批判。
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