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なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

トッド・ローズ and 門脇 弘典

累計読者数5
平均ハイライト数 39件/人
star総合評価 73/100
menu_book精読型
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この本について

周りの空気を読んで、本音を言わずに飲み込んでしまう瞬間って、誰にでもあると思います。自分だけが少数派なんじゃないか、とか、反対意見を出すことで好意を失うんじゃないか、とか。頭では「言ったほうがいい」とわかっていても、いざその場になると沈黙を選んでしまう。僕もよくあります。 この本が面白いのは、「みんなが黙っているのは、みんなが同じ勘違いをしているから」という前提を具体的に示してくれるところです。他人の考えなんて本当は読めないこと、でも僕たちは勝手に“多数派”を捏造してしまうこと、そして黙るほど沈黙の螺旋が強化されていくこと。このあたり、読んでいてだいぶ耳が痛かったです。ただ同時に、抜け道も丁寧に書かれていて、たとえば「自分の美徳を手放さないことが同調バイアスの最初の対抗策になる」とか、「所属する集団を一つにしないことで、自分を守れる」とか、日常で使える視点が多いんですよね。 個人的には、正直でいると脳がむしろ楽になるという話が印象に残りました。勇気というより、仕組みとしてそれが自然なんだとわかると、少しだけ行動しやすくなる気がします。 空気に流されやすい自覚がある人、あるいは「本当はこう思ってるのに言えない」という場面が続く人には、かなり刺さると思います。

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