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新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学

新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学

三宅 秀道

東洋経済新報社 / 201210

累計読者数15
平均ハイライト数 31.9件/人
star総合評価 64/100
start序盤集中型
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この本について

仕事で新しい企画を考えるたびに、そもそも自分が「何を良いと思うのか」すらよく分からなくなることがあります。自分で選んでいるつもりでも、価値観そのものがどこかで刷り込まれたものなんじゃないか…と感じて、手が止まるあの感覚です。技術を積み上げれば前に進める気もするけれど、実際には「そもそもどんな生活をつくりたいのか」が曖昧なまま走っているだけかもしれない。 この本が効くのは、まさにその最初のモヤモヤに向き合えるところです。技術や機能ではなく、「どんな暮らしを当たり前にしたいのか」という文化から市場が生まれるという話は、自分の企画の立て方を根こそぎひっくり返してくれます。しかもそれは大げさな話ではなく、ウォシュレットが“問題ではなかった問題”を見つけたように、生活のちょっとした不便や違和感に丁寧に気づくところから動き出す。企画が日常に溶け込むと見えなくなるという指摘も、今の仕事の振り返りにそのまま使えました。 特に刺さったのは、新しい市場はいつも周縁から生まれるという視点です。上場企業でも巨大な技術でもなく、まずは「こういう暮らしのほうが楽なんじゃないか」というささやかな提案から始まる。だからこそ、他人の悩みを自分のことのように感じられる人が強いという話にも妙に納得しました。 自分の企画がどこか技術寄りになってしまう人や、「価値って何だろう」と迷い続けている人には特に刺さると思います。

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