
Collective Illusions: Conformity, Complicity, and the Science of Why We Make Bad Decisions (English Edition)
Todd Rose
Hachette UK / 2022-02-01
この本について
最近、人の前で自分の意見を言う時に「これ、本当にみんなが望んでる方向なんだっけ…?」と妙な違和感が残ることが多くて。場の空気に合わせたつもりが、帰り道でモヤモヤだけが残る。そんな時に読んだのが『Collective Illusions』でした。 この本が効いたのは、まず「みんなそう思っているはず」という前提が、実はかなり当てにならないと知れたことでした。仲が良い相手でも本音を読み取るのは意外と難しく、むしろお互いに“同じ方向を向いているふり”をしているだけ、という場面がいくつもあると気づかされます。沈黙が“賛成”として扱われてしまう怖さも描かれていて、自分の小さな選択が社会の雰囲気まで変えてしまう、という感覚が腹落ちしました。 もうひとつ大きかったのは、自分の価値観と集団の期待を切り離す視点です。どこかの集団に深く同化しすぎると、意見のズレが排除につながりやすい。でも複数の帰属先を持っていると、社会的な立ち位置が分散されて、無理に合わせなくてもいい余白が生まれる。この“逃げ道の作り方”がとても現実的で助かりました。 周囲の空気に敏感で、自分の考えとのズレに疲れやすい人に刺さる本だと思います。自分らしさを声高に主張する話ではなく、「どう居れば無理なく生きられるか」をそっと整えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
日本が世界一「貧しい」国である件について
谷本真由美(@May_Roma)

世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた Forest2545新書
北畑淳也
![NHK 100分 de 名著 ハイデガー『存在と時間』 2022年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/81wNuev8CNL._SY500.jpg)
NHK 100分 de 名著 ハイデガー『存在と時間』 2022年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)
NHK出版 日本放送協会

同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書)
鴻上尚史 and 佐藤直樹

今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢 (講談社現代新書100)
牧野雅彦 and ハンナ・アレント
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要