
若手ITエンジニア・PMのための不安の整理術
丹下ジュン
この本について
仕事で「なんとなく不安だけ積み上がっていく日」が続くときってありますよね。要件は曖昧だし、関係者の期待は読み切れないし、見積もりもこれで合っているのか自信が持てない。自分では前に進んでいるつもりでも、頭の中はずっと霧がかかったようなまま…僕もよくこの状態になります。 この本は、その霧をいきなり晴らしてくれるわけではありませんが、「どこから手をつければ、少し視界が開けるのか」を具体的に示してくれます。例えば、大きすぎるタスクを細かく分解していくことで、ただの“漠然とした塊”が“手を動かせる作業”に変わっていく感覚。あるいは、議事録に書かれたネクストアクションを必ずチケット化することで、「決まったのに誰も動いていない」という小さな不安が減っていくところ。さらに、未来や他人に由来する“どうにもならない不安”と、作業レベルで減らせる“不安”を分けて考える視点も、個人的にはかなり助けられました。 読み進めていると、不確実性そのものを敵として避けるのではなく、「小さく試す」「対話して可視化する」「判断を先送りにするという判断をする」みたいに、扱い方の選択肢がかなり増えていきます。感情が揺れる場面でも、「今、自分の何が脅かされているのか?」と一度立ち止まるだけで、無駄に落ち込んだり怒ったりしなくなるのも、実体験として納得度が高いところでした。 曖昧なタスクや期待に囲まれて働いていて、「自分の不安の正体がよくわからないまま疲れている若手エンジニア・PM」に特に刺さる一冊だと思います。今あるモヤモヤを、少しずつ“解ける問題”に変えていきたい人にちょうどいい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法
馬田隆明

コンサルタント3年目までの必修ビジネススキル キャリアを踏破するためのサバイバルマップ
望月 安迪

プロジェクトマネジメントの本物の実力がつく本 組織力・コミュニケーション能力・リーダーシップ・キャリア構築力を全部鍛える
橋本 将功

チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方
池田めぐみ and 安斎勇樹

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
市谷 聡啓 and 新井 剛
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要