
フランス革命についての省察 (光文社古典新訳文庫)
エドマンド・バーク and 二木 麻里
累計読者数7
平均ハイライト数 3.1件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 32/100
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この本について
最近、議論に参加するたびに「この人たちと話が通じる気がしない…」と思うことが増えました。正しさを主張し合うだけで、相手の背景や状況がまるごと抜け落ちていく感じ。自分も気づけば同じ罠に片足を突っ込んでいて、モヤモヤだけが残る。そんなときに手に取ったのが、バークの『フランス革命についての省察』でした。 この本が効いたのは、まず「対立は悪ではなく、むしろ節度を生む前提なんだ」という視点をもらえたところです。ぶつかり合いがあるからこそ、人は慎重に考えざるをえない。強引な改革ほど雑になり、かえって破壊的になる。ああ、自分が急いで何かを変えたいときほど視野が狭くなるのは、このパターンなんだと腑に落ちました。 もう一つは、「状況」という言葉の重さです。同じ理念でも、置かれた環境によって意味が変わる。頭では理解していたつもりなのに、こうして言語化されると、自分がどれだけ抽象論に逃げていたかに気づかされます。さらに、共同体への愛情が大きな公共心の最初の一歩になるという指摘も、身近な人への態度から社会を見る視点を取り戻させてくれました。 大きな思想の話に見えて、実際には「自分の判断がどこで歪むのか」を静かに教えてくれる本です。抽象論に疲れた人や、議論のたびに孤立感を覚えてしまう人にとくに届くと思います。
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出版社による紹介
バークは政治家が必ず身につけるべき政治的英知の不朽の手引きである。彼に学ばぬ政治家は海図を持たずに航行する水夫も同然である―ハラルド・ラスキ。文人として出発して、のち政界に転身、アメリカ独立戦争からフランス革命という激動の時代に、行動する思想家として華麗な弁舌と健筆をふるったバークの主著。
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