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反逆の神話〔新版〕 「反体制」はカネになる (ハヤカワ文庫NF)

反逆の神話〔新版〕 「反体制」はカネになる (ハヤカワ文庫NF)

ジョセフ ヒース, アンドルー ポター, and 栗原 百代

累計読者数18
平均ハイライト数 23件/人
star総合評価 60/100
start序盤集中型
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この本について

SNSで政治的な話題を見るたびに、「これって本当に世界を良くしているんだろうか…?」とモヤモヤすることがあります。怒りや正義感が表に出るほど、実際の変化から遠ざかっているような気がして、なんだか足元がぐらつく感じです。 『反逆の神話』は、そのモヤモヤをいったん外側から見直させてくれました。カウンターカルチャー的な“反逆の姿勢”がここ数十年どんなふうに広がり、どうして政治的な成果につながらなかったのかを、歴史を追いながら淡々と説明してくれます。たとえば、SNSでの美徳アピールが「意識の高さ」を競うゲームになり、本来の社会正義への関心を押しのけてしまう流れや、ルール破りが「解放」として持ち上げられた結果、守るべき人をむしろ傷つけてしまう矛盾など、日々感じていた違和感が言語化されていく感覚がありました。 読みどころは、派手な反逆よりも、地味だけど着実な制度改革が実際には人の生活を変えてきたという指摘です。反体制的な身ぶりに向かうエネルギーを、もっと現実の改善に向けたほうがいいのでは、という視点は、社会にどう関わるべきか迷う自分にはかなり落ち着きをくれました。反逆を否定するわけでもなく、ただ「どこに力を置くと実際に変わるのか」を冷静に示してくれる本です。 SNS時代の空気に少し疲れてきた人や、「正しさ」をめぐる争いに距離を置きたい人には、とても刺さると思います。

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