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大衆の反逆 (岩波文庫)

大衆の反逆 (岩波文庫)

オルテガ イ ガセット and 佐々木 孝

岩波書店 / 2020-04-16

累計読者数13
平均ハイライト数 9.6件/人
推定読了時間 約4時間23分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 12%

この本について

最近、意見のノイズが多すぎて、自分の考えってどこにあるんだろう…と感じることが増えていませんか。人と話しても、ぜんぜん伝わった気がしないし、そもそも分かり合うって無理なんじゃないか、みたいな疲れが蓄積していくあの感じです。僕も同じで、日々の仕事やSNSに揉まれながら「どう距離を取ればいいんだろう」と悩んでいました。 そんなときに『大衆の反逆』を読むと、今の世界に対する違う座標軸を渡されるような感覚がありました。人は根源的に孤独で、言語は“近似値”でしか伝わらないという指摘は、むしろ肩の力を抜かせてくれます。みんなと同じでいたいという願望が大衆行動を生み、そこに埋もれると自分への要求が薄れていく——そんな構造を知るだけで、日常のモヤモヤの置き場所が少し変わります。また「過去との連続性こそが人間の宝」という視点は、今の行動がどこにつながっているのかを考えるきっかけになりました。 特に、自分に課す基準が揺れやすい人、周囲の意見にかき消されがちな人には静かに刺さると思います。華やかな解決策は書かれていないけれど、自分の生をどう扱うかという根っこの部分にじわっと効いてきます。僕もしばらく距離を置いては読み返して、そのたびに考える角度が変わりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(一八八三─一九五五)による痛烈な時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。一九三〇年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」および「イギリス人のためのエピローグ」も収録。(解説=宇野重規)
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