ヨムナビ
創作の極意と掟 (講談社文庫)

創作の極意と掟 (講談社文庫)

筒井康隆

講談社 / 2014-02-28

累計読者数10
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 36%

この本について

創作に向き合っていると、「細部ってどこまで書けばいいのか」とか「自分の経験や妄想をどう物語に落とすのか」といった迷いがずっとつきまといますよね。私も書くたびに同じところで立ち止まっていて、手が止まる理由のほとんどは“正解が見えない”ことなんだろうなと思っています。 『創作の極意と掟』が面白いのは、その正解を与えてくれる本ではなく、自分の書き方や考え方を見直す“視点”をくれるところです。例えば、細部とは情報量の多さではなく「省略との組み合わせで初めて効く」と語られるくだりは、書きすぎて迷子になりがちな時にハッとしますし、異化の説明や、やくざを描くなら精神や過去まで含めた“存在のあり方”を想像せよという話は、描写の本質を静かに問い直してきます。また、妄想こそ創作の根っこだという言葉は、うまく形にできずに胸の中で渦巻いている思いつきを肯定してくれる感じがして救われます。 読んでみると、創作の指南書というより「自分の弱さや迷いごと創作に使っていい」と背中を押してくれる対話に近い本でした。書き方に行き詰まっている人、あるいは“自分の視点のままでは書けない”と感じている人に刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

筒井康隆の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

創作歴60年の筒井康隆が満を持して執筆した、『文学部唯野教授』実践篇とも言うべき一冊。作家の書くものに必ず生じる「凄味」とは? 「色気」の漂う作品、人物、文章とは? 作家が恐れてはならない「揺蕩」とは? 「小説」という形式の中で、読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた著者だからこそ書ける、21世紀の“文章読本”。創作歴60年の筒井康隆が初めて明かす、目から鱗の全く新しい小説作法!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要