
ほんとうの法華経 (ちくま新書)
橋爪大三郎 and 植木雅俊
累計読者数6
平均ハイライト数 29.3件/人
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%
この本について
最近、「過去の失敗に今も足を引っ張られている気がする」とか、「自分だけ成長が遅れているんじゃないか」といった漠然としたしんどさを抱えている人とよく話します。僕自身もよく同じところでつまずきます。そんなときに読み直したのが『ほんとうの法華経』でした。仏教の話と聞くと身構えるかもしれませんが、この本はむしろ、日常の行き詰まりをほぐすための“別の角度”を静かにくれる一冊でした。 特に効いたのは、仏教の時間の捉え方です。過去が現在を決めるのではなく、「今の自分がどう捉えるかで過去の意味が変わる」という視点。これに触れるだけで、後悔に縛られていた感覚が少しゆるみます。また、人は誰でも差別なく仏になれる、いわば可能性は最初から全員にもれなく用意されているという一仏乗の考え方も、自己評価が低くなりがちな時期に心を支えてくれました。さらに、教えをただ文字で追うのではなく、自分の耳で受け止めることを重んじていたという話があり、知識を積むだけで安心しようとする癖にも気づかされます。 歴史や経典の背景にも触れつつ、でも押しつけがましくなく、「今の自分をどう見るか」という一点にそっと戻してくれる本です。過去の意味づけで悩みやすい人に刺さると思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
仏教最高の教典「法華経」。それを漢訳からの重訳ではなくサンスクリット原典から翻訳するという画期的な訳業によって、仏教のほんとうの教えを明らかにしてきた植木雅俊と、日本を代表する宗教社会学者・橋爪大三郎が最強タッグを結成。ブッダ本来の教えとは何か、法華経の正しい読み方とはいかなるものかを対話形式で丁寧に説き明かす。これまでにない、至上の仏教入門書の完全版がついに登場。
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