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自由論 (光文社古典新訳文庫)

自由論 (光文社古典新訳文庫)

ミル and 斉藤 悦則

累計読者数71
平均ハイライト数 31.1件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、「これって本当に“世間の常識”なのか?」と立ち止まる瞬間が増えました。自分の意見に自信があるわけでもないのに、多数派や空気に引っ張られてしまう。逆に、違和感を口にすると「なんで?」と詰められて、面倒だから黙る。そんな小さな積み重ねが、気づけば日常の自由を削っている感じがします。 ミルの『自由論』は、そのモヤモヤをかなり丁寧に言語化してくれます。権力の暴走だけじゃなく、社会そのものが個人を抑えこむ仕組みまで視野に入れていて、「自分が正しいと思いこむこと」や「多数派の意見だから安心してしまうこと」がどう作用するのかを冷静に示してくれます。印象的なのは、意見の間違いを正す力は対話の中でしか育たない、という指摘です。言論を封じる危うさが、歴史の教訓としてではなく、日常の場面にまでつながってくる。 読み終えると、他人の行動にどこまで口を出していいのか、自分の意見をどう扱えばいいのか、といった曖昧だった境界線が少しだけ線を引かれます。「自分の違和感を放置したくない人」に特に刺さると思います。社会の空気に飲まれやすい時代だからこそ、自由を守るための考え方を一度立ち止まって確認するきっかけになる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

イギリスの思想家ジョン・スチュアート・ミル(1806‐73)の代表的著作。言論の自由をはじめ、社会生活における個人の自由について論じ、個人の自由の不可侵性を明らかにする。政府干渉の増大に対する警告など今日なお示唆を与えられるところ多く、本書をおいて自由主義を語ることはできないといわれる不朽の古典。
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