
留学しないで「英語の頭」をつくる方法 (中経出版)
齋藤 兼司
KADOKAWA
この本について
英語を勉強していると、「聞こえた気がするけど実際は聞けてない」「日本語に訳してる間に置いていかれる」みたいな感覚、けっこうありませんか。僕もずっとそこでつまずいていて、教材を変えても劇的には伸びないまま時間だけ過ぎていきました。そんなときに読んだのが、この本が言うところの「英語の頭」をどう作るか、という話でした。 刺さったのは、聞き取れたと思っていた音の多くが「見たから聞こえた」だけで、耳が自力で拾えていないという指摘です。リスニング以前に、まず音として英語を認識できる土台がないと始まらない。そのために、ゆっくりした音声で徹底して拾う練習をすることや、意味を理解しようとする前に耳を英語に向ける時間を積むことが大事だと書かれていて、僕のやり方とは真逆でした。また、日本語訳つき教材を避けたり、絵だけを見て英文を思い出すといった「イメージで理解する」練習は、これまでの受験型の勉強とは違う感覚で、やってみると意外に手応えがありました。 さらに、本は「英語力は話した量で決まる」として、独り言の練習を取り入れる理由も丁寧に説明します。脳内で翻訳を止めて、イメージから直接音を出す経験が増えると、英語の処理速度が少しずつ変わっていく。留学しなくても環境を頭の中に作れる、というのは誇張ではなく、実際に生活動作と結びつけると不自然さが減ります。 今の勉強法で「積み上がってる感」がない人、日本語を介すクセから抜け出せない人には特に合うと思います。英語の努力量はあるのに、どこか噛み合わない――そんな人が読むと、自分のつまずいているポイントが見えやすくなる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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