
未来は言葉でつくられる
細田 高広
ダイヤモンド社 / 2013-07-25
この本について
仕事のビジョン作りや企画を考えるとき、「結局どんな未来を目指してるんだっけ?」と自分でもよくわからなくなる時があります。言葉がふわっとしていると、やる気はあるのに前に進めない感じが続くんですよね。私もずっとそのモヤモヤを抱えていて、この本を読んでようやく「言葉のつくり方が曖昧だったんだ」と気づきました。 『未来は言葉でつくられる』が面白いのは、抽象的なスローガンではなく、“未来の風景を見せる言葉”こそが人を動かすという点を、徹底して具体例で見せてくれるところです。「一〇〇〇曲をポケットに」「貧困は博物館へ」といった言葉がなぜ効いたのかを読みながら、自分のつくる言葉がいかに現実の行動を変えられていなかったかを思い知らされました。特に「未来からの絵ハガキ」という比喩は、自分のビジョンを言葉にするときの基準としてずっと手元に置いておきたくなる感覚があります。 もうひとつ大きかったのは、“現状を疑う→未来を探る→言葉をつくる→計画をつくる”という流れが示されていたこと。ビジョンづくりって一部の才能のある人だけができる特別作業だと思い込んでいたんですが、工程に分解すると自分でも手を動かせるんだ、と実感できました。未来を描くことが目的ではなく、そこに「行ってみたい」と思える風景をつくることが大事なんだという視点も腹落ちしました。 自分やチームの言葉がどうしてもぼんやりしてしまう人、または新しい企画を考えるたびに出発点が見えなくなる人には、すごく刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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