
新装版 ほぼ日の就職論。「はたらきたい。」 (ほぼ日ブックス)
ほぼ日刊イトイ新聞
この本について
就活や転職まわりの話って、言葉だけが先に走ってしまうことが多いですよね。適性とか、時代の課題とか、会社選びの正解とか。頭では整理しているつもりでも、「で、自分はどうしたいんだろう?」のところに来ると、急に霧が出る感じがあります。読者の方が抜き出していた「それは、言葉になってるの?」という一文は、まさにその霧の中心を指しているように思いました。 この本は、就活ノウハウではなく、働く前に持っておきたい“地に足のつく視点”を改めて確認させてくれる本です。例えば、会社を選ぶ以前に「その会社は誰にどんな価値を届けているのか」をまず調べるのは礼儀だよね、という当たり前の話。けれど、その当たり前を抜かしたまま「やりたいこと」をこね回していると、いつまでも実感が持てないまま迷走するんですよね。また、「やりたいこと」と「やってみたいこと」を分けて考える、という視点も実際に動くときの負荷を減らしてくれます。逃げるように適性を絞っても余計苦しくなる、という感覚に心当たりがある人は多いはずです。 そして、働くことを“息苦しい義務”ではなく、自分が自分の社長になる感覚として受け取る話も印象的でした。給料や時間の使い方を自分で決めていいという自由は、たしかに「せいせいした」に近いかもしれない。こういう地味だけど軸になる話が多いので、派手ではないけれどじわじわ効いてきます。 「今のままの考え方で決めきれないけれど、じゃあ何を頼りにすればいいの?」という人に刺さる本です。仕事選びの正解を探すより、自分が大切にしていることを丁寧に拾い直したいときに、静かに横で灯りをつけてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





